本物を知る人だけが分かる『仁義なき戦い』シリーズ

「仁義なき戦い」Blu‐ray BOXが、凄い勢いで売れています。

誤解を恐れずに言えば、日本の映画はもう終わってますからね。
今の時代、ごく一部の監督や俳優を除いて、
まるで学芸会みたいにおめでたい物語と、
学芸会みたいに素人っぽい演技ばかりが目につきます。

そんなお子様ランチのような映画に飽き飽きしたセンスある方々や、
以前から「仁義なき戦い」の魅力を知り尽くしている方々が
購入されているのでしょう。

以前、とある女性から「仁義なき戦いって、所詮は男の論理でしょ〜」と
言われたことがあったんですが、
愚にもつかないトレンディードラマやラブコメばかり観てる人に
この作品の圧倒的な魅力を伝えることは難しいのかも知れません。

ただ、ここで言えることは、
この「仁義なき戦いシリーズ」を知らずして
日本の映画は語れないってことです。

この歴意的名作を観てないのにも関わらず、
平然と「趣味は、映画鑑賞」なんて言える人は
きっと頭の中がお花畑なんだろうな、と思ってます。



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タグ：Blu-ray 仁義なき戦い ブルーレイ

男の魅力とは？ 『仁義なき戦い』シリーズ

『仁義なき戦い』に出演している男たちには、
匂い立つような「オス」のフェロモンで溢れ返ってます。

今やすっかり好々爺となってしまった感のある松方弘樹や梅宮辰夫なんて、
睨まれただけで妊娠してしまいそうなほどの色気ですよ。

北大路欣也も、某ソフトバンクの「お父さん犬」をやっているとは信じられないくらい
ギラギラした色気がたまりません。

いや、それを言うなら小林旭の圧倒的なまでのカッコ良さにはシビレまくりだし、
ニヒルさ爆発の成田三樹夫だって強烈な魅力を放ってます。
前の記事に書いた、千葉真一は言わずもがな。

もう『仁義なき戦い』シリーズを観てしまうと、
現代の二枚目俳優たちが、何とも弱々しく思えて仕方がありません。
ちっとも野性味が感じられない、
単に顔やスタイルがちょっといいだけの、空っぽな男たちじゃないかと。
『仁義なき戦い』公開当時の出演者たちの前に出たら、
泣きながら逃げて行くような男たちですよ、きっと。

・・・というのはやや暴論かも知れませんが、
とにかく今の時代には存在しない魅力的な男たちが沢山登場するのが、
この『仁義なき戦い』シリーズなのです。



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タグ：小林旭 北大路欣也 松方弘樹 梅宮辰夫 成田三樹夫 千葉真一

千葉真一が最高！『仁義なき戦い』シリーズ

仁義なき戦い Blu‐ray BOXには、５部作全てが収録されているので
主役級はもちろんのこと、脇役に至るまで、
実に様々な俳優たちの演技を楽しめます。

シリーズを通じて主人公となる広能昌三を演じた菅原文太のカッコ良さについては
今更論じるまでもありませんが、
他の登場人物の中で最も印象深かった一人が、千葉真一。

とにかく勢いに溢れていて、恐いくらいです。
恐いけれど、「千葉ちゃん、サイコー！」と快哉を叫びたいくらい強烈な役ですね。
一説によれば、ビートたけしが『アウトレイジ』で演じた主人公の「大友」という役名は、
『仁義なき戦い』の千葉真一が演じた役へのオマージュだとか。

昔の任侠ものからVシネマまで、ヤクザ映画にも色々ありますが、
千葉真一の暴れっぷりは間違いなくその中でもトップクラスです。

論より証拠。
画面の中で木刀を持って所狭しと暴れる千葉ちゃんを、
一度、あなたにも是非観てもらいたいです。


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